【戦評】藤枝MYFC vs モンテディオ山形
前節ホームで大分に負けを喫し、心新たに臨むはモンテディオ山形。
監督は渡辺晋氏。清水で監督歴のあるピータークラモフスキー監督が成績不振により解任されコーチから昇格。チームの再建を託された。攻撃的なサッカーを施行するチーム同士の対戦に注目が集まった。
スターティングラインナップ
藤枝はいつも通りの3-4-2-1。注目はDFの一角を担う山原康太郎。今シーズンは途中出場も含め出場はわずか2試合。控えには普段先発に名を連ねる小笠原や久富がおり、それらの選手を差し置いての出場である。須藤監督の期待値がうかがえる。
対する山形は4-2-1-3。三角形が作りやすく、ポゼッションサッカーに向いてると言える。注目はボランチに入る藤田息吹。過去藤枝東高校に在学し清水にも在籍歴がある。豊富な運動量を活かしプレーに関わり続ける。攻守両面においての貢献度が非常に高い選手だ。
キックオフ!
前半2分いきなり試合が動く。相手GK長谷川のパスが渡邊に当たりボールは岩渕の元へ。冷静にループシュートでネットを揺らす。幸先よく藤枝が先制する!
前半31分にアクシデント。チームの心臓・ダイナモ杉田が相手との接触によりピッチに倒れこみ試合続行不可能となる。交代に新井(背番号6)が入る。次節に清水戦があり、本人もアイスタでの試合を楽しみにしていただけあって相当ショックだろう。怪我が大きいものでないことを祈るばかりである。
前半43分渡邊が相手DFに倒されPKを獲得。これを渡辺が冷静にゴール右下に流し込み追加点を奪い前半を2-0で終える。
後半28分またも渡邊がペナルティエリアで倒されPKを獲得。渡邊が蹴るも今度は相手GK長谷川にキャッチされる。ギアを上げ3点目をとりに行きたいところだったが、後半24分に失点すると35分、38分に立て続けに失点。合計スコア3-2で敗戦。
感想
サッカーでは2-0が一番危険なスコアとされている。まさにその言葉通りの展開となってしまった。須藤監督もイエローカードをもらうシーンがあったがチーム全体としてもっと冷静に戦う必要があったと思う。攻撃面で2点取れたことは収穫だ。一週間で守備面の早急な改善が必要であると思う。
今節磐田清水ともに勝ち点3をあげた。今シーズンは静岡3チームがJ2におり、「静岡三国決戦」と題され、静岡県内は大いに盛り上がっている。その初戦が次節アイスタでの清水戦。J2屈指のチーム力を持つ強敵にどう立ち向かっていくのか、どこまでやれるのか、まさに藤枝の真価が問われる一戦となる。
試合映像
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